Malwarebytesは8月31日(米国時間)、「How to set up iOS for your kids」において、子供のために行うべきiPhoneを安全に扱うための基本的な方法を紹介した。
iPhoneで注意すべき基本的なセキュリティ対策が解説されている。主なポイントは次のとおり。
- 使用していない時は毎回必ずロックしておく
- パスコードを決め、それを覚えてロック解除できるようにしておく
- 緊急事態のためにロックを解除する別の方法として、自身の生体認証を登録しておく
- 「探す」機能を有効にする
- 必要な時に子供を追跡したいのであれば、「友達を探す」機能を利用する
- 子供専用のApple IDを設定し、二要素認証(2FA: Two-Factor Authentication)を有効にする
- 子供のApple IDを設定した場合は、ファミリー共有を設定する
- スクリーンタイムを利用し、禁止または不要と思われる機能を無効化または非表示にする
- 子供のソーシャルネットワークへの参加についてよく考える
なお、紹介されている一部のセキュリティ対策は子供のプライバシーに関わるため、子供とよく話し合うよう推奨されている。
MalwarebytesはiPhoneを持たせる前に、使ってはいけないアプリやアクセスしてはいけないWebサイト、やってはいけないネット上の行動、インターネット詐欺に気をつけるべきことなどを子供とじっくり話すようアドバイスしている。
また、子供に新しいiPhoneを与えたとしても、それを使ってやりたいことをするという自由裁量権を子供に与えたわけでないとし、セットアップの手順を説明して何が許され、何が許されないかを子供たちと話し合いながら、子供たちに発言する機会を与えることがよい方法であるとしている。