ランサーズは9月2日、2023年10月から始まるインボイス制度について、全国のランサーズ登録者1,387名に対し7月18日~24日の期間で実施した意識調査を発表した。インボイス制度が施行されると、課税売上が1,000万円以下のフリーランスの場合、免税事業者のままでいると、インボイスを発行できず、企業からの仕事が出る可能性があるといわれている。
インボイス制度の理解度を尋ねた質問では、「理解している」「深く理解している」と回答したフリーランスは合計25.5%と、インボイス制度を理解しているフリーランスはかなりの少数という結果に。
また、インボイス制度について「聞いたことがない」「聞いたことがあるが、理解していない」と回答したフリーランスのうち、「今すぐに理解したいと思う」「理解しようと思っている」の回答が合計で84.4%と、8割以上が制度について「理解したい」という意向を示しているという。
制度について「理解している」「深く理解している」と回答したフリーランスのうち、インボイス制度のイメージを尋ねると、「自分にとってリスクに感じる」との回答が47.3%に上った一方で、「理解して付き合えばリスクではない」という回答も30.9%となっている。
インボイス制度施行における不安点について、上位3つは「課税事業者になるためのメリットデメリットが不明」(55.2%)「制度施行後に収入がどうなるかわからない」(49.1%)「情報を知るために誰に聞いたら良いかわからない」(44.1%)になったという。