伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月31日、企業の温室効果ガス(GHG)排出量の可視化や削減支援、再生可能エネルギーの導入や利活用支援、関連するデータ活用基盤の構築などのカーボンニュートラルに関連するサービスをメニュー化し、体系化したことを発表した。
CTCは長年、再生可能エネルギー発電事業者へのコンサルティングサービスやシステム開発を行ってきた。今回、企業のGX推進を支援するために、従来個別に提供していたソリューションやサービスを体系化した。GHGの削減につなげる「GXソリューションフレーム」と、データの取り扱いに関連する「GXデータプラットフォーム」で構成される。
「GXソリューションフレーム」は、企業のGHG排出量の削減やエネルギー利用の効率化などの技術支援を行う「GXソリューション」と、情報開示や削減を含めたGX戦略の策定を支援する「GXアドバイザリサービス」の分類でGHG削減のための各種のソリューションをまとめたもの。
また、「GXデータプラットフォーム」は、GHG削減に向けて各企業における経営企画部門や事業・拠点部門の連携を促すデータ活用基盤を構築するもの。現在多くの手作業が介在し課題となっている自社およびサプライチェーンのGHG排出データの収集・管理に加え、データの可視化、AIによる分析が実施できるとしている。