モチベーションワークスとKDDIは8月31日、クラウド型校務支援サービスを提供開始することを発表した。同サービスは、モチベーションワークスが提供しているフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」と、KDDIが提供している「KDDIビジネスオンラインサポート」「KDDI Business ID」をセットで提供するもの。提供料金は、生徒1人ごとに月額300円(税別)。

  • クラウド型校務支援サービスの提供イメージ

「BLEND」は保育園、幼稚園、小・中学校、高等学校、高等専門学校、専修学校、大学まで、教職員の日々の校務を効率化するシステムで、出欠や成績の登録、指導要録や調査書などの帳票の出力といった教務関係を中心に、校務に必要なあらゆる機能を備えているという。各種データをひもづけることで、データの変更が一括反映されるため、各種の帳票に記入する必要がなく、二重校務を防ぐ。また、クラウド型システムのため、マルチOS・マルチデバイスに対応しており、端末や場所に縛られることのない校務を実現するという。

「KDDIビジネスオンラインサポート」は、「Microsoft 365 with KDDI」「G suite / Google Workspace」「LINE WORKS with KDDI」「KDDI EMM powered by VMware Workspace ONE」などの変更申込や契約サービス情報の一元管理、障害・メンテナンスの情報を取得できるサービス。

両サービスの連携により、「BLEND」を含むKDDIサービスのIDの一元管理を可能にする。これにより、新サービスは校務に必要な出欠・成績登録、指導要録の帳票出力などあらゆる機能を提供するほか、複数のID管理や2段階認証が可能になるため、場所にかかわらずセキュリティを確保しながらの作業を実現する。

新サービスは地域や学校独自の教育方針および評価基準に合わせカスタマイズが可能なため、学校に合わせる形で、各学校のニーズに合わせた校務を支援するという。今後は、導入後に専任担当者がチャットツール・オンライン会議ツールなどを通じて伴走する独自のカスタマーサポート体制を構築していく方針。