コネクシオは、リックス、アイム電機工業、ウィットシステムズと共同で、IoTセンサー活用した水中ポンプの異常検知、故障早期発見を実現する遠隔監視システム「スマート水中ポンプSuPMoS(サプモス/Submerged Pump Monitoring System)」の共同開発を発表、10月末のリリースを目指し開発を進める。
従来、水中に設置されるポンプは頻繁にメンテナンスを行うことが難しく、浸水、漏電、破損などの故障に対する事前対応が課題となっていた。水中ポンプの状態が「見える化」されると、部品の交換や修理など設備のメンテナンス効率が向上する。4社が共同開発する「スマート水中ポンプSuPMoS(以下略、SuPMoS)」は、温度、湿度、振動などを感知するIoTセンサーを水中ポンプに搭載し、データを収集することで異常の早期検知や故障の事前予兆を行うソリューションとなる。
IoTゲートウェイにエッジAI機能搭載のコネクシオの「CONEXIOBlackBear(コネクシオブラックベア)」、ネットワークには同社のMVNOネットワーク回線「TRIBE-biz」を活用。アイム電機工業がIoTセンサー内蔵水中ポンプの開発・製造を行い、ウィットシステムズが遠隔可視化・解析ツールの開発、コネクシオがプロジェクトマネジメント他、ネットワーク機器の提供、リックスが販売とマーケティング、システム保守を行う。
コネクシオは今回のIoTシステムについて、設備メンテナンスを従来の特定の期間に定期的に行う「時間基準保全(定期保全)」から機械や設備の状態に合わせて行う次世代型の「CBM(Condition Based Maintenance:状態基準保全)」に変化させるものとコメントしている。