情報セキュリティメーカーのデジタルアーツは30日、2022年上半期(1~6月)に収集した国内外フィッシングサイトURLを集計し、そのレポートを公開した。
前年同期比で約1.5倍に増加したという2022年上半期のフィッシングサイトURL総数。国別のTLDでは前年1位の「com」ドメインが約48%から約21%へと減らし、「cn」が約23%、「com」ドメインに続き、「ci」が約14%と続いている。コートジボワール共和国に割り当てられている「ci」は、わずか3つの独自ドメイン(presse[.]ci、asso[.]ci、md[.]ci)から成り、6月に急上昇しているが、レポートでは、現在は停止中の3ドメインが、日本での「co.jp」と同じように一般のインターネットユーザーが簡単に取得できないPublic Suffix Listの「ICANN DOMAINS」に登録されていることに評価上の懸念を記している。