世界半導体市場統計(WSTS)は、2022年6月に上方修正し、2022年の半導体市場予測値としていた6464.6億ドル(前年比16.3%増)を8月下旬に、同13.9%増の6331.6億ドルへと下方修正したことを明らかにした。

半導体各社が発表した2022年第2四半期の業績ならびに第3四半期および下半期に対する見通しを基にして再計算した結果、下方修正に踏み切ったという。また2023年についても同4.6%増に留まるとしている。ちなみに2021年は同26.2%増という力強い成長を果たしていた。

WSTSによると、2022年はほとんどの主要なカテゴリで同10%台後半の成長率が見込まれており、中でもロジックが同24.1%増、アナログが同21.9%増、センサが同16.6%増といった高い成長率を示すカテゴリもあるとしている。一方、オプトエレクトロニクスは依然として予測の中でも弱いカテゴリとしており、同0.2%増との予想となっている。

なお、2022年を地域別にみると、全地域で成長が見込まれるという。それぞれの成長率は、アジア・太平洋が同10.5%増、米州が同23.5%増、欧州が同14.0%増、日本が同14.2%増と予測されている。