Windows 11でUSBプリンタやBluetoothオーディオヘッドセットの利用で問題が発生している場合、または、Windows 11 SEを使っていてMicrosoft Storeからインストールしたアプリケーションが信頼できないといった問題が発生している場合、累積更新プログラム「KB5016691」を適用することで問題が解決する可能性がある。
Microsoftは8月25日(米国時間)、「August 25, 2022—KB5016691 (OS Build 22000.918) Preview」において、KB5016691プレビュー版の公開を伝えた。不具合修正を目的とした累積更新プログラムであり、不具合修正のほか機能追加も行われている。
特に注目される不具合修正は次のとおり。
- USBプリンタを再起動したり再インストールしたあとに誤動作する可能性がある問題を修正
- Windows 11 SEが一部のMicrosoft Storeアプリケーションを信頼できない問題を修正。この修正によって信頼できないアプリケーションをダウンロードするリスクを低減できるものとみられる
- 特定のBluetoothオーディオヘッドセットにおいてプログレスバーの調整後に再生が停止する可能性がある問題を修正
- IEモードを使用しているときにMicrosoft Edgeが応答しなくなる既知の問題を修正。この修正によってダイアログが操作できなくなる問題が解消されている
追加された主な新機能は次のとおり。
- リモートから言語および言語関連機能を追加できるように変更。複数のエンドポイントマネージャにわたる言語シナリオを変更することが可能
- SMB (Server Message Block)圧縮が設定されている場合、サイズに関係なく圧縮されるように変更
- Microsoft Defender for Endpointにおけるランサムウェアや高度な攻撃を特定し阻止する機能を強化
今回公開されたKB5016691プレビュー版は2022年9月の累積更新プログラムで広く配信される見通し。問題が発生しなければ9月に配信対象になるものとみられる。