Malwarebytesは8月24日(米国時間)、「How to secure your Mac for your kids」において、子供がMacを安全に扱うための基本的な設定方法を紹介した。
子どものためのセキュリティ対策は大人のためのセキュリティ対策と同じではないが、重なる部分や似ている部分もあるという。なぜなら、マルウェアや悪意のあるWebサイトは画面に向かっているのが大人であろうが、子どもであろうか考慮しないため、誰が使ってもどのMacでも基本的なセキュリティ対策を行う必要があるとしている。
macOSで注意すべき基本的なセキュリティ対策が紹介されている。主な内容は次のとおり。
- macOSのセキュリティアップデートを速やかに適用する
- サードパーティのセキュリティソフトを利用する
- バックアップを開始する
- パスワードマネージャーをインストールする
Appleは、子供がデバイスでできることやできないことを制御できるコントロールを保護者に提供している。この機能は、かつて「ペアレンタルコントロール」という名で提供されていたが、現在は「スクリーンタイム」という名で提供されている。
スクリーンタイムが提供する主な機能は次のとおり。
- 子供が特定のアプリケーションやWebサイトに費やした時間をモニターする
- 特定のアプリケーションを特定の時間帯に使用できないようにするためのダウンタイムをスケジュールする設定
- 特定のアプリの使用時間を制限する
- アプリやWebサイトで見ることができるコンテンツの種類を制限する
- 通信できる相手を制限する
- カメラなど、プライバシーに影響を与える可能性のある機能へのアクセスを禁止する
Malwarebytesは、コントロール機能を適度な期間試し、何が子供と保護者に合っているかを確認するよう推奨している。また、子供に別々のアカウントを設定することも勧めている。別々のアカウントを与えることで、子供が自分の好きなようにアレンジできる仮想空間を持つことができ、必要に応じて子供に異なるペアレンタルコントロール設定を使用できるとしている。