ミロク情報サービス(MJS)は8月26日、「グループ通算制度」や「事業所税」に対応した、申告書の作成や国税・地方税の電子申告をサポートする新税務システム「MJS税務DX」の開発を発表した。同システムは、2022年9月12日より販売を開始する。

同システムは、「法人税申告書」「消費税申告書」「法定調書」「決算内訳書」「電子申告」「申請・届出書」「社会福祉法人減価償却」の7システムで構成され、法人税や消費税の申告書、法定調書などの作成から電子申告までをトータルサポ-トする。なお、グループ通算制度と事業所税の対応機能は、法人税申告書システムのオプション機能となる。

  • 「MJS税務DX」のシステム関連図

    「MJS税務DX」のシステム関連図

MJSの財務・会計システムなどと同システムを連携することで、必要最小限の入力で申告データを作成することが可能だ。各種申告書の入力画面は、申告用紙と同じデザインとなっており、実際の申告書をイメージしながらデータ入力ができる。別表を2画面並べて表示し、それぞれを確認しながら入力することも可能だ。

短時間で正確な申告データの作成をサポートする自動計算機能やチェック機能を備えており、「FAQ」ボタンから操作方法や改正内容も参照できる。また、MJSのマイナンバー管理システムとの連携により、マイナンバーの自動出力にも対応する。

なお、MJSではグループ通算制度適用による納税の有利・不利判定を支援する「グループ通算制度の適用判定ツール」をMicrosoft Excel形式で無償提供している。同ツールは、MJS製品の利用有無にかかわらず利用できる。