米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は8月25日(米国時間)、「Cisco Releases Security Updates for Multiple Products|CISA」において、シスコシステムズの複数製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページからたどることができる。
シスコシステムズからは短期間に比較的多くのセキュリティアドバイザリが発行される傾向が続いている。この1週間で発行または更新された脆弱性は次のとおり。
- [重要] 2022年08月24日 CVE-2022-20921 Cisco ACI Multi-Site Orchestrator Privilege Escalation Vulnerability
- [重要] 2022年08月24日 CVE-2022-20824 Cisco FXOS and NX-OS Software Cisco Discovery Protocol Denial of Service and Arbitrary Code Execution Vulnerability
- [重要] 2022年08月24日 CVE-2022-20823 Cisco NX-OS Software OSPFv3 Denial of Service Vulnerability
- [重要] 2022年08月25日 CVE-2022-20871 Cisco Secure Web Appliance Privilege Escalation Vulnerability
- 警告 2022年08月24日 CVE-2022-20865 Cisco FXOS Software Command Injection Vulnerability
- 警告 2022年08月25日 CVE-2021-1585 Cisco Adaptive Security Device Manager Remote Code Execution Vulnerability
この1週間で発行または更新されたセキュリティアドバイザリは6個で、このうち4つは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAは、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。シスコ製品を使っている場合、掲載されているリストを日付などで整理しながら漏れなくチェックすることが望まれる。