NTTデータは8月25日、NTTとともに2022年5月9日に発表した海外事業統合を計画通りに遂行し、海外事業会社名称を「株式会社NTT DATA, Inc.」に決定したと発表した。
新会社は10月1日より正式に事業開始し、NTTデータグループにおけるグローバル事業のガバナンスおよび戦略策定、施策推進を担う。新会社の代表取締役社長には、NTTデータ代表取締役副社長執行役員の西畑 一宏氏が就任予定。
NTTデータは今年5月、NTTデータグループの海外事業の成長を目的に、NTTデータグループの海外事業にNTTの完全子会社であるNTTグループの海外事業を統合すると発表。
統合により、NTTデータのコンサルティング、アプリケーション開発を主としたシステムインテグレーション力(つくる力)と、NTTグループが得意とするデータセンター、ネットワーク、マネージドサービスを主としたEdge to Cloudのサービスオペレーション力(つなぐ力)を組み合わせ、ITとConnectivityを融合したサービスをTotalで提供する企業へ進化することを狙っている。 また、NTTグループの海外事業に関する人財を結集することで、海外各地域における事業や顧客の特性に合わせた迅速な意思決定を実現し、今後の事業成長を支える強固なグローバルガバナンス体制を構築することを掲げている。
2022年10月1日にNTTデータ 55%、NTT 45%の共同出資により、海外事業会社を設立した後、2023年7月には、国内事業会社を設立しNTTデータの持株会社の傘下に国内事業会社、海外事業会社を配置する事業運営体制に移行する計画。