リスクモンスターは8月24日、第11回「金持ち企業ランキング」調査結果を発表した。同調査は、 2022年7月1日時点で開示されていた2021年4月期決算以降の最新決算に基づき算出したNetCashを比較したもの。
トップ3は前回と同様で、第1位「任天堂」(NetCash1兆2,065億円)、第2位「信越化学工業」(同1兆824億円)、第3位「ファーストリテイリング」(同7,020億円)となった。
業種別では、上位20社のうち製造業が13社ランクインしており、製造業のCash保有度合いの高さが目立つ結果となった。
前回の順位と比べると、「第一三共」(前回43位→今回7位)が大幅にランクアップした。一方、海外企業の買収を実施した「セブン&アイ・ホールディングス」(同9位→同3,165位)と「パナソニック」(同10位→同3,110位)は、大きく順位を下げている。
上位20社の「現預金」、「有利子負債」、「営業キャッシュフロー」について、それぞれ集計したところ、現預金では、「任天堂」「ファーストリテイリング」「信越化学工業」「スズキ」「SUBARU」が上位となった。
有利子負債においては、「任天堂」、「キーエンス」、「ファナック」、「ネクソン」、「東京エレクトロン」の5社が0円となっているという。営業キャッシュフローでは、「信越化学工業」、「リクルートホールディングス」、「ファーストリテイリング」、「任天堂」、「東京エレクトロン」が上位となっているとのこと。
上位企業に大きな変動は見られなかったものの、上位20社のうち16社、上位100社のうち76社は前年度よりもNetCashが増加しており、全体的に企業が保有するCashの増加傾向が表れているという。