サイオステクノロジーは8月24日、リコーの複合機向けアプリケーションソフトウェア「Speedoc for RICOH」の新バージョン「SpeedocV5 for RICOH」を、8月29日より提供開始することを発表した。

  • ファイル名入力画面(単語帳切り替えおよびカレンダー表示イメージ)

    ファイル名入力画面(単語帳切り替えおよびカレンダー表示イメージ)

新バージョンでは、「ファイル名付与(単語帳)機能」が強化された。利用頻度の高い単語が登録できる単語帳をグループ化することで、取引先名や書類名など用途に応じて2つの単語帳の使い分けが可能。単語帳は画面遷移することなくタブで切り替え表示ができ、さらにカレンダー(3か月表示)機能の搭載により任意の日付登録が簡単に行える。

また、ファイル自動変換ツール(旧 FAX受信連携ツール)の監視対象ファイルに、TIFF形式だけではなくPDF形式の選択も可能となる。パソコン上にあるPDFを検索が可能なテキスト付PDFへ自動変換する。

さらに、「アドレス帳からスキャン機能」が強化された。複合機本体でスキャンした文書をネットワーク上の共有フォルダやサーバーに直接保存・送信するだけでなく、複合機本体のアドレス帳に登録されたメールアドレス宛への送信が可能。

  • ファイル名入力画面(単語帳切り替えおよびカレンダー表示イメージ)

    ファイル自動変換ツール(設定画面および利用イメージ)

宛先は個人とグループの複数を選択でき、最大550件の一括送信が可能。「ファイル名付与(単語帳)機能」との連携により、「アドレス帳からスキャン機能」でも単語帳機能を使用したファイル名入力が可能だという。

今回の新機能追加により、改正電子帳簿保存法で定められた電子保存義務化への対応をスピーディーかつ容易に実施できるとしている。

  • アドレス帳からスキャン機能画面(フォルダ送信とメール送信切り替えイメージ)

    アドレス帳からスキャン機能画面(フォルダ送信とメール送信切り替えイメージ)