デル・テクノロジーズは8月23日、120以上の新機能を追加した「Dell PowerStoreOS 3.0」ソフトウェアを搭載した、第2世代の新しいストレージ プラットフォーム「Dell PowerStore」の提供開始を発表した。
新しい「PowerStore」では、性能と拡張性、エンタープライズ機能の拡充の2つの点が強化されている。
性能と拡張性では、読み取り/書き込みの混合ワークロード速度を最大50%高速化し、書き込み速度を最大70%、コピー処理速度を最大10倍高速化したという。
また、筐体あたりの最大容量が66%増加し、クラスターあたり最大18 PBe(4:1のデータ削減時での実効容量)以上を実現。そして、アプライアンスあたり最大8倍のボリュームをサポートする。
さらに、エントリー モデルの「PowerStore 500」において、他のモデルと同様に スケールアップすることが可能となった。
エンタープライズ機能の拡充では、ストレージ ネイティブでのMetroエリア同期レプリケーションを追加。これにより、ワークロード(ブロック、vVols、ファイル)を「PowerStore」のネイティブ機能で保護することが可能になったという。
また、ファイル データの処理能力の高速化し、VMwareファイル サポートの追加、非同期レプリケーション機能のサポートなど、ファイルストレージとしての機能を強化している。
さらに、ファイル データの筐体間移行をサポートするソフトウェアを無償で提供し、従来のファイル ストレージからの移行を促進する。
そのほか、「PowerStore Manager GUI」内でエンド ツー エンドにVMwareを可視化する機能、またスナップショットやレプリケーションなどの仮想マシン(VM)レベルの「PowerStore」サービスをvSphereから直接プロビジョニングする機能を追加。
また、工場から出荷されるハードウェアがサプライ チェーンのどの時点でも改ざんされていないことを確認するHardware Root of Trust(HWRoT)を始め、セキュアブート、サードパーティーのキー マネージャーのサポート、エンドツー エンドのFIPS 140-2コンプライアンスなどのサイバーセキュリティに関する機能を追加したという。