ugoとアールティは8月23日、販売代理店契約を締結して、大学や高専などのアカデミック向けにアバターロボット「ugo(ユーゴー)」を拡販するための協業を開始したことを発表した。
ugoは2本の7軸アームと上半身を昇降できるリフター、および自律移動が可能なカートで構成されるアバターロボット。2D LiDAR SLAM機能を標準搭載しておりMapによる自動巡回が可能なほか、360度視野カメラ、マイク、スピーカーを用いて遠隔地の映像確認や、肉声と音声合成を用いた人とのコミュニケーションにも対応する。
また、同製品とセットで提供されるWebブラウザベースのロボット管理アプリケーション「ugo Portal」では、ロボットの遠隔操作や、ロボットの動作をノーコードで自動化することができる。
ugo社は従来の単純な遠隔操作ロボットと完全自動ロボット双方の利点を持つアバターロボットとしてugoを開発し、機体を統合管理するプラットフォームと併せて、警備、点検、物流、製造などの業界のほか、企業の自律走行搬送ロボットの研究開発向けにレンタル販売を行ってきた。
今回は、大学や高専などアカデミック向けのロボット開発と販売事業を展開し、15年間以上のノウハウを持つアールティと販売代理店契約を締結し、アールティがugoのアカデミック向けの販売代理店となることで、研究予算での購入をサポートするとのことだ。なお、価格は要問い合わせ。
ugoによると、ロボットの遠隔操作や人とロボットのインタラクション(相互作用)、コミュニケーションの研究など、広い研究分野での活躍が期待できるのだという。