INTLOOPは8月22日、自社が運営するフリーランスエンジニア・コンサルタント向けの案件紹介サイト「Tech Stock」「High Performer Consultant」の登録者443名に対し、2020年3月3日~2022年5月1日の期間に実施した「報酬に関する満足度調査」の結果を発表した。
フリーランスの収入について、「大変満足している」「満足している」と答えた人が全体の4割、「どちらとも言えない」が4割、「あまり満足していない」が2割弱という結果になった。
また、「フリーランスから正社員に戻りたい」と考えている人は2割ほどで、「戻りたいと思った理由」については「フリーランスは収入が安定しないから」と答えた人が5割に上っている。収入面で満足していない人が2割ほどいることからも、仕事や働き方の自由度よりも収入アップを望んでフリーランスを選んだ人は、収入面を重視して正社員に戻ることも考えられるという。
フリーランスというワークスタイルを選ぶきっかけとなった理由は、「より自由な働き方(勤務時間・業務の進め方)をしたいと思った」が最も多く、全体の7割を占めている。これに、「報酬を上げたいと思った」、「自分の力を試したいと思った」が続いている。また、2割の人が「正社員でできることに限界を感じた」と回答しているとのことだ。
現在「フリーランス」として働いている人のうち6割はそのワークスタイルに満足しており、反対に「満足していない」と答えた人が挙げた理由は、「収入」と「業務内容」がそれぞれ6割近くとなっている。
また、「今の働き方を何歳まで続けたいですか?」という質問に対しては「40代」「50代」「60代」「70代」がそれぞれ2割ずつとなっており、組織に戻ることなく50代以降もフリーランスで働こうと考える人も多いことが明らかになった。
「年齢を重ねてもフリーランスとして働き続ける秘訣」について聞いた質問では、「スキルアップ」が8割、次いで「人脈づくり」が7割を占めているほか、「健康管理」と答えた人も多く、自由な働き方を選ぶ半面、組織に属さないがゆえのバックアップ体制や社会的保障などの薄さから、自己管理を重要視していることがわかったという。