MediaTekは8月18日、5Gポートフォリオの最新製品となる、5G固定無線アクセス(FWA)ルータとモバイルホットスポットのCPE(Customer Premises Equipment)向けプラットフォーム「T830」を発表した。

同プラットフォームのメインSoCは、TSMCの4nmプロセスを採用し、クアッドコアArm Cortex-A55 CPUを搭載した3GPPリリース16 5G セルラーモデムのほか、サブ6GHzのRFトランシーバー、GNSSレシーバー、関連PMIC(パワーマネージメントIC)などを集積しているほか、ネットワーク処理ユニット(NPU)やWi-Fiオフロードエンジンも内蔵し、CPUを介さずに5GセルラーからEthernetまたはWi-Fiへのマルチギガビットのルーティング速度に対応することで、高速通信と高い電力効率を提供しているとする。また、サブ6GHz帯域で動作する3GPPリリース16対応機能を備えたM80モデムにより、通信事業者は、最大7Gbpsの5Gによる通信速度を提供することが可能となるとしている。