TISインテックグループのネクスウェイは8月18日、犯罪収益移転防止法に則って本人確認を行う「ネクスウェイ本人確認サービス」について、免許証やマイナンバーカードなどのICチップ内にある個人情報を用いて本人確認を実現する「ICチップ署名検証」をオプション機能として追加したことを発表した。

ネクスウェイ本人確認サービスは、「オンライン本人確認サービスeKYC」「本人確認BPOサービス」「本人確認・発送追跡サービス」などの機能を備え、反社チェックや書類審査や確認記録の保存といった本人確認の一連の業務フローを支援する。

  • ネクスウェイ本人確認サービスの概要

    ネクスウェイ本人確認サービスの概要

ICチップを利用した本人確認では、ICチップの署名検証とセルフィー撮影で手続きが完了するため、本人確認書類の偽造や他人によるなりすまし申請などの不正を防止できると期待されるという。

また、セルフィー撮影と写真付き身分証の撮影で行うeKYCでは身分証の写真とセルフィー写真の目視確認が必要だったが、証明書のICチップ情報を利用することで目視確認が不要となるため、事業者の業務工数とコスト削減にも寄与するとしている。

  • ICチップ署名検証の利用例

    ICチップ署名検証の利用例

同サービスはオンライン本人確認サービスeKYCのオプションとして提供し、利用料金は要問い合わせ。