CanonicalとMicrosoftは2022年8月16日(米国時間)、Ubuntu 22.04 LTSからaptコマンドを使ってASP.NETおよび.NET 6 SDKがインストール可能になったと伝えた。同時に小型コンテナであるChiseled Ubuntu Containersにおいても.NET 6が利用可能になったことも発表された(参考「Microsoft and Canonical announce native .NET availability in Ubuntu 22.04 hosts and containers | Ubuntu」「.NET 6 is now in Ubuntu 22.04 - .NET Blog」)。
CanonicalとMicrosoftは数カ月前から、Ubuntuにおける.NET開発をより優れた状態にするとして共同で作業を開始した。作業の主目的はUbuntuにおける.NET使用の簡素化と、CanonicalおよびMicrosoft間のサプライチェーン短縮になるとされており、今回が最初のマイルストーンの位置づけとも言える成果となる。
Ubuntu 22.04において.NET 6 SDKをインストールする方法は次のとおり。
.NET 6 SDKをインストールする方法
isudo apt update
sudo apt install dotnet6
新しいASP.NET Chiseled Ubuntuコンテナイメージをpullする方法は次のとおり。
新しいASP.NET Chiseled Ubuntuコンテナイメージをpullする方法
docker pull mcr.microsoft.com/dotnet/nightly/aspnet:6.0-jammy-chiseled
CanonicalはWindows WSLで動作するLinuxディストリビューションとしてUbuntuを提供している。今後、UbuntuでWindowsに近いタイムラインで.NET GAが利用できるようになる可能性がある。開発においても運用においてもWindowsとUbuntuをよりシームレスに活用できるようになる土台になっていくものとみられる。