JR北海道は8月17日、同社の通勤形電車として初めてワンマン運転に対応した「737系通勤形交流電車」を13編成(26両)製作することを発表した。
エクステリアデザインのコンセプトとして、地域の移動手段として日常的に利用されることを前提に、優しさが感じられ、親しみやすく明るく若々しいイメージとして「さくらいろ」をイメージした淡いピンク色の塗装を採用したほか、前面部は黒色をベースに、視認性向上を目的にコーポレートカラーのライトグリーンと警戒色の黄色を入れたデザインを採用したとする。また、インテリアデザインも、優しさが感じられるデザインとし、乗降ドアを淡いピンク色としたほか、座席は北海道内に咲く色とりどりの花をイメージしたドットをちりばめたデザインを採用したとする。
さらに、環境性能の向上に向け、主変換装置にハイブリッドSiCモジュールを採用したほか、LED照明も採用することで、従来車両と比べて消費電力の低減を図ったとしている。
なお、車両は2022年冬に最初の編成が落成して以降、2023年春にかけて順次落成し、2023年春より室蘭線(苫小牧~室蘭間)で運用される予定だという。