アンチパターンは8月16日、同社が保有するSaaS開発のナレッジをSaaS化した「SaaSus Platform」のβ版を7月30日に公開したことを発表した。正式版は2022年内のリリースを予定しており、β版期間中の利用料金は無料。

  • 「SaaSus Platform」のβ版を提供開始

    「SaaSus Platform」のβ版を提供開始

「SaaSus Platform」は、アンチパターンがもつSaaS開発のナレッジを集約した「SaaS開発を支援するSaaS」。マルチテナント SaaS の認証、ユーザ管理、テナント管理、役割（ロール）管理、料金プラン管理機能といった機能を有する。

Webコンソールを使ってSaaSの基本的な機能の設定が可能。ユーザーが構築したWebアプリケーションにSaaSus SDK/APIを組み込むことで、Webコンソールで設定した内容をもとにSaaSの基本的な機能がユーザーのSaaSに組み込まれる。これにより、SaaSの基本的な機能に関する開発と継続的な運用コストが削減できるとしている。

一般的なWebアプリケーションが作成できれば、SaaSの知識がなくても利用可能。SaaS特有の部分に関しては、Webコンソールと操作マニュアルを読めば理解が進むような設計になっているという。

  • SaaSus Platform ロゴ

    SaaSus Platform ロゴ

現在提供中のものはPHP（Laravel）向けで、今後はTypeScript（ブラウザおよびNode.js）、Ruby（Ruby on Rails）、Java（Spring）、Go（Echo）用のSDKの提供を予定しているという。

β版期間中の利用料金は無料で、 SaaSus Platform 公式サイトからセルフサインアップにより利用可能。なおβ版では、利用企業の数に制限を設ける場合があるという。