Tripwireは8月12日(米国時間)、「Ransomware attack blamed for closure of all 7-Eleven stores in Denmark」において、サイバー攻撃によってデンマークのセブン-イレブン全店舗が閉鎖したことを伝えた。デンマークのセブン-イレブン全175店舗が閉鎖されたのは、ランサムウェアによるものだったとされている。

  • Ransomware attack blamed for closure of all 7-Eleven stores in Denmark

    Ransomware attack blamed for closure of all 7-Eleven stores in Denmark

デンマークのセブン-イレブンが、ランサムウェアによる攻撃を受けてレジと決済システムがダウンし、同国内の全店舗を一時的に閉鎖したことがわかった。同社のデンマーク部門は、当初この事件を単に「ハッカーの攻撃」としていたが、後にランサムウェア攻撃の標的となったことを確認、警察の捜査当局と協力していると発表した。現在は多くの店舗が営業を再開しているとのことだ。

現在のところ、このサイバー攻撃に関する技術的な詳細はあまり共有されていない。そのため、混乱を引き起こした可能性のあるランサムウェアの種類がわからないだけでなく、そもそもどのようにして組織に侵入したのかもわからないとされている。攻撃者がセブン-イレブン・デンマークに対して身代金を要求したかどうか、同社が恐喝者に身代金を支払う用意があるかどうかなどについても、公の情報はないと報告されている。

なお、Tripwireは今回のランサムウェア攻撃がセブン-イレブンのデンマークの店舗のみに限定されており、それ以外の地域には及んでいないことが一つの朗報であると伝えている。