Malwarebytesは8月10日(米国時間)、「5 cybersecurity tips for students going back to school」において、新学期を迎える生徒に向けて、準備すべきセキュリティ対策のヒントについて伝えた。学校が再開される前に確認しておくべきセキュリティ対策が述べられている。

  • 5 cybersecurity tips for students going back to school

    5 cybersecurity tips for students going back to school

学生が実施するべきとして、セキュリティ対策が5つ紹介されている。主な内容は次のとおり。

  • 1. 多要素認証(MFA: Multi-Factor Authentication)を使用する

多要素認証は、パスワードが支配する世界において必須なセキュリティ対策となっており、すべてのオンラインアカウントのセキュリティを強化するものとされている。提供されている場合はアカウントをより安全にできるため使用する。

  • 2. 「強力な」パスワードを使用する

「強力な」パスワードとは、可能な限り最高のパスワード文字列を意味する。例えば、学校のIT管理者がパスワードの最大長を10に設定し、アルファベットと数字の混在を許可している場合、パスワードは10文字にして、できる限り複雑なものにする。

また、アカウントごとそれぞれ一意のパスワードを使用することやパスワードは誰とも共有しない。

  • 3. リンクや添付ファイルに注意する

フィッシングやマルウェアの脅威は電子メールだけでなく、ソーシャルメディア、SMS、チャットプラットフォーム、ゲームプラットフォームなど、オンライン上のさまざまな場所に潜んでいる。未承諾のリンクや添付ファイルが送られてきたら疑うべきであり、送信者があなたの知り合いであるかどうかを常に確認する。

  • 4. プライバシーの共有には注意する

プライバシーの共有内容は限定的にすることが大切とされている。ソーシャルメディア上では、学校に関する情報も含めて個人情報を公開しないこと、アプリのデータへのアクセス許可については慎重に判断すること、よく考えてからプライベートな写真を誰かと共有する。

  • 5. ファイルをロックする

スマートフォンやノートパソコンなどの持ち込みデバイスは少なくともパスワードや暗証番号を設定し、勝手にデバイスが開かれないようロックしておく。

前述したようなポイントを抑えることで簡単にデータを保護できる。サイバーセキュリティおよびプライバシーに対して警戒を怠らないことが重要とされており、学校のITチームが役割を果たすのと同じように学生も自分たちの役割を果たし、リスクのない快適な学校生活を迎えることが求められている。