Check Point Software Technologiesは8月9日(米国時間)、「Check Point Research: Education sector experiencing more than double monthly attacks, compared to other industries - Check Point Software」において、2021年および2022年で毎月最もサイバー攻撃を受けているのは教育・研究業界であると伝えた。
教育・研究業界は、他の業界の平均と比較して毎週2倍以上のサイバー攻撃を受けていることがわかった。また、中南米の教育・研究業界は2021年の7月と比較して、2022年7月の1カ月間で週単位のサイバー攻撃が62%増加し、最も大きな増加を見せたとされている。
2022年7月の教育・研究業界へのサイバー攻撃数を地域別に見ると、ANZが毎週1組織あたり4,176回と最も攻撃を受けた地域となったことがわかった。次いでアジアが4,171回、ヨーロッパが1,861回と続いている。
国別での教育・研究業界へのサイバー攻撃を見ると、イスラエルが1組織あたり週平均4,381件の攻撃を受け、世界で最も多い攻撃量を記録したことが判明した。次いでオーストラリアが週平均4,035件、メキシコが週平均3,787件となっている。
Check Point Software Technologiesは学校や学生に対してサイバー攻撃から身を守るヒントとして、フィッシング詐欺、類似ドメイン、メールやWebサイトのスペルミス、見慣れないメール送信者に注意するよう助言している。また、ランサムウェア対策技術やメールセキュリティソリューションの導入を検討するよう勧めている。