ESETは8月9日(米国時間)、「How to check if your PC has been hacked, and what to do next|WeLiveSecurity」において、ハッキングされた時にパソコンに現れる兆候とその際の対応作業について伝えた。パソコンがハッキングされた時の10の兆候と修復するための便利なヒントが紹介されている。

  • How to check if your PC has been hacked、and what to do next|WeLiveSecurity

    How to check if your PC has been hacked, and what to do next|WeLiveSecurity

サイバー犯罪者は通常、自分たちの攻撃を隠したがる。それは、被害者に気づかれずに攻撃者がネットワークアクセスやオンラインアカウントを窃取する時間を延ばすことができるからだ。そのため、知らず知らずのうちにサイバー犯罪の被害者になっている可能性があり、早期に発見することが重要であるとされている。

ESETはハッキングされた場合、10の兆候がパソコンに現れるとしている。紹介されている主なサインは次のとおり。

  • ランサムウェアのメッセージが表示される
  • パソコンの動作が遅い
  • Webカメラが勝手に起動する
  • 使用しているアカウントから友人や知人に迷惑メールを送りつける
  • 画面に表示されるポップアップ広告の数が格段に増える
  • Webブラウザに新しいツールバーが表示される
  • 知らないアイコンがデスクトップに表示される
  • パスワードやログインが使えなくなる
  • ダークウェブ市場でデータやログイン情報が流通している
  • セキュリティソフトから警告がでる

上記のような兆候が現れていないか銅貨を常に注意し、もし兆候が現れても慌てずにマルウェア対策ツールを実行して悪質なコードを見つけ、削除を試みることが必要だという。また、ハッキングされてしまった場合、次のような対応を検討するよう勧められている。

  • ハッキングされたパソコンからアクセスしたすべてのアカウントのパスワードをリセットする
  • 多要素認証(MFA: Multi-Factor Authentication)アプリをダウンロードし、アカウント漏洩のリスクを軽減する
  • ダークWeb監視ツールに投資し、どのようなデータが盗まれ、公開されたかを確認する
  • サイバー犯罪者が被害者の名前で新たな与信限度額を設定されないよう、クレジットを使用凍結する
  • 銀行口座を中心に、すべての口座に不審な動きがないかを監視する

なお、パソコンが完全にクリーンアップされたことに確信が持てない場合は、別のデバイスからパスワードのリセット作業を実施するようアドバイスされている。