ウェザーニューズ、QPS研究所、九電ビジネスソリューションズおよび九州電力は8月9日、海氷(海水が凍結してできた氷)の大きさや分布などの情報を活用した船舶の運航支援サービスの提供に向けて共同実証を開始したと発表した。
海氷が存在する海域や港における船舶の運航では、海氷との衝突による海難事故や航路変更による到着遅延などのリスクがある。そのため、より高精度で即時の海氷情報が必要とされている。
今回の実証で4社は、衛星の観測データをAIで分析して海氷情報をマッピングし、現地の実際の状況や既存のサービスと比較することで、海氷情報の精度や有用性を検証する。
QPS研究所が衛生データを提供し、九電ビジネスソリューションズがAI分析を担当。九州電力は海氷の大きさや分布などの情報のマッピングの提供・検証を行い、ウェザーニューズはサービスの精度および有用性を検証する。