東京商工リサーチは8月9日、全国155万3,601社のメインバンクに関する調査結果を発表した。同調査は、同社の企業データベースから2013年-2022年の各3月末のメインバンクを集計、分析したもの。商号変更や統合などは、2022年6月末のデータを採用し、メインバンクが複数の場合、最上位行をメインバンクとしたという。
調査の結果、主な金融グループ・金融機関のメインバンク社数のランキングの第1位は、三菱UFJFG(12万6,284社)となった。第2位以降は、順に、三井住友FG(9万8,807社)、りそなHD(8万1,351社)、みずほFG(8万762社)、ふくおかFG(3万9,573社)となっている。
今回、前年第4位だったりそなHDは前年から1,277社増え、同3位だったみずほFGを僅差ながら3年ぶりに抜いた。りそなHDは、関西みらいFGとの連携や中小企業向けDX支援などで取引社数を増やした一方、システムトラブルが相次いだみずほFGは社数が微増にとどまったとのこと。
一方、銀行は、三菱UFJ銀行(12万5,837社)、三井住友銀行(9万8,778社)、みずほ銀行(8万620社)のメガバンク、りそな銀行(3万8,698社)の順位は動いていない。ただし、三菱UFJ銀行とみずほ銀行はシェア(構成比)を落とし、りそな銀行は0.02ポイント増、三井住友銀行も0.01ポイント上昇したという。