=

フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は8月9日、「フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan｜ニュース｜緊急情報｜経済産業省 資源エネルギー庁をかたるフィッシング (2022/08/09)」において、経済産業省 資源エネルギー庁を偽装したフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • [経済産業省・電力需給対策] お客様の電力使用情報が不正確なので要確認 <電力需給ひっ迫警報・注意報>(2022/8/8)

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • http://www.metl-●●●●.org/acscheck/●●●●.html

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 電力需給ひっ迫注意報に関連してデータを検査したところ登録されているユーザー情報に不備があったという内容のメールが送られてくる。確認を行う必要があるとし、リンクのクリックを促してくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、個人情報の窃取およびクレジットカード情報の窃取が行われる。メールは常体と敬体が混じり、敬語表現にもばらつきがあるなど不自然な日本語になっている
  • 2022年8月9日の時点で、フィッシングサイトは稼働している。
  • フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan｜ニュース｜緊急情報｜経済産業省 資源エネルギー庁をかたるフィッシング (2022/08/09)

    フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan｜ニュース｜緊急情報｜経済産業省 資源エネルギー庁をかたるフィッシング (2022/08/09)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトやフィッシングメールを発見した際には同協議会まで報告して欲しいと呼びかけている（参考「フィッシング対策協議会　Council of Anti-Phishing Japan | 報告」）。