東急建設と東急リニューアルは8月9日、建物構造の健全性を見える化する構造見守りサービス「4D-Doctor」の簡易版判定システム「4Dlite」を提供すると発表した。導入時のシステム設計、設置、運用サービスは東急リニューアルが行う。
同システムでは、新耐震基準(1981年6月1日以降に建築確認において適用されている基準)を満たす建物のうち、高さ31メートル以下の建物を対象に地震発生後の観測データ解析、建物外避難要否や建物構造安全性に関する判定などを行える。地震発生時にはシステムの登録者にも建物の被災情報をメールで発信できる。
また、地震時だけでなく平常時からの常時微動を観測することができる高感度センサを採用しており、建物の構造健全性を常に評価して、両社による改修時期などの提案も可能だ。