JVCケンウッドは8月8日、独自に開発した映像関連機器の高画質化技術を活用し海中画像を鮮明化する技術を開発したことを発表した。
同社開発の画像信号処理IP「IPSILOS(イプシロス)」は、長年のビデオカメラ開発で蓄積してきた独自の画像信号処理回路をもとに開発されたもので、映像関連機器の高画質化を実現する技術として広く活用されている。更なる応用展開のため、内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「革新的深海資源調査技術」(国立研究開発法人海洋研究開発機構が研究開発)と岡本硝子の協力もと、漁業や養殖、水質調査などにも利用する海中画像の鮮明化に取り組んでいるが、浮遊物除去や緑かぶり補正、分割線と分割表示など海中での画像鮮明化、視認性を改善する画像処理に成功している。