大日本印刷(DNP)は8月9日、イギリスのMUSOと連携し、マンガ市場における海賊版対策および正規コンテンツの流通支援を行う「DNPコンテンツ海賊版対策サービス」の提供を開始したと発表した。

このサービスでは、「海賊版サイトの発見」「海賊版サイト・URLへの削除要請」「状況監視」「結果把握」を行う。コンテンツホルダーは、管理者専用のWebページでサイトの削除代行依頼から状況確認まで、一貫したフォーマットで行うことができるという。

集英社の協力を得て、サービスの実証実験を行ったところ、ストリーミング型(オンラインリーディング)の海賊版コンテンツに対して、海賊版対策を行う同様のサービスの削除平均の倍に近い削除率を達成したという。

今後は、「DNPコンテンツ海賊版対策サービス」の提供先を拡げるとともに、サービスの対象をマンガだけではなく幅広いコンテンツに広げていくための開発などを進めていくという。