Capexは8月8日、第一生命と共に顧客の体験価値・満足度の向上を目的に、対話AIアバターを活用した概念実証(PoC)を開始したことを発表した。
今回のPoCは「対話AIアバターの活用可能性」をテーマにしており、8月から10月にかけて実施される。PoCでは、参加者に対話AIアバターである第一生命PoC用キャラクター「ICHI」を一定期間利用してもらうことで、パーソナライズされたコミュニケーションや情報提供を通じて、ICHIが顧客と第一生命をつなぐ身近な存在となり、顧客の体験価値・満足度の向上に裨益する可能性があるかを検証する。
同PoCは、第一生命グループにおいてグローバルイノベーション創出を目的に革新的なアイディアへの投資を行う「Dai-ichi Life Innovation Fund」で採択された取り組みで、将来的には、メタバース領域への展開など更なるイノベーションも視野に入れて行っているものだという。
今回採択されたCapexの対話AIおよびバーチャルヒューマンを活用したサービスである「キャラクタープラットフォーム」は、デジタル上で顧客と企業との身近な対話体験を実現するもの。企業のマーケティング・セールス・RM(リレーションシップ・マネジメント)活動においては、「対面でのアプローチが困難な顧客への接点の確保」「認知フェーズから商品理解・比較検討フェーズへの態度変容を促進」「対話AIキャラクターと顧客との関係構築による企業イメージの向上」といった価値を創出するという。