東芝インフラシステムズは8月5日、東芝府中事業所にローカル5Gを利用したアプリケーションの実証試験を行えるラボ「Creative Circuit L5G」の開設を発表した。
同ラボはローカル5Gについての学びや体験、課題解決のための共創活動を行う場として位置付けられており、「Co-creation Space」「Find out Space」「Showcase Zone」「Experience Zone」の4つのエリアを利用して、機器の見学や体験、実証実験が行える。
ラボにはsub6帯域(4.6GHz~4.9GHz)のローカル5G SA(スタンドアローン)システムや5G端末など、ローカル5G活用のための実証環境が用意されている。また、ラボでは工場やインフラ施設でのローカル5G活用をイメージしたアプリケーションを体感することができる。
同社はラボの環境を利用して、ロボットやAGV(無人搬送車)などのスマートファクトリー向け低遅延制御ソリューションや、スマートグラスの遠隔作業支援や360度の大容量映像などのインフラ向け自動化・省力化ソリューションといった新サービス創造に取り組む。
また、量子暗号通信やTSN(Time Sensitive Network)技など、東芝グループ内で取り組んむ研究開発技術の実証や社内外のパートナー企業との共創活動も進めていくという。