米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は8月4日(米国時間)、「Cisco Releases Security Updates for RV Series Routers|CISA」において、シスコシステムズの複数製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
脆弱性に関する情報は次のページからたどることができる。
シスコからは短期間に比較的多くのセキュリティアドバイザリが発行される傾向が続いている。この1週間でアドバイザリが発行または更新された脆弱性は次のとおり。
- 【緊急】 2022年08月02日 CVE-2022-20798 Cisco Email Security Appliance and Cisco Secure Email and Web Manager External Authentication Bypass Vulnerability
- 【緊急】 2022年08月03日 CVE-2022-20827,CVE-2022-20841,CVE-2022-20842 Cisco Small Business RV Series Routers Vulnerabilities
- 警告 2022年08月03日 CVE-2022-20869 Cisco BroadWorks Application Delivery Platform Software Cross-Site Scripting Vulnerability
- 警告 2022年08月03日 CVE-2022-20816 Cisco Unified Communications Manager Arbitrary File Deletion Vulnerability
- 警告 2022年08月03日 CVE-2022-20914 Cisco Identity Services Engine Sensitive Information Disclosure Vulnerability
- 警告 2022年08月03日 CVE-2022-20820,CVE-2022-20852 Cisco Webex Meetings Web Interface Vulnerabilities
この1週間で発行または更新されたセキュリティアドバイザリは6個で、これらのうち2つは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。公開済みのセキュリテアドバイザリがアップデートされたり、同じ製品であっても短い間隔で別のセキュリティアドバイザリが発行されたりすることがある。シスコ製品を使っている場合、掲載されているリストを日付などで整理しながら漏れなくチェックすることが望まれる。