ESETは8月2日(米国時間)、「Start as you mean to go on: the top 10 steps to securing your new computer|WeLiveSecurity」において、新しく購入したパソコンを保護するために最初に行うべき10のヒントを紹介した。新しいパソコンをサイバー脅威から守るためのステップが伝えられている。
パソコンはインターネットに接続した瞬間から、サイバー犯罪者の脅威にさらされる。サイバー攻撃はさまざまな方法で行われ、最終的に被害を受けてしまうリスクがある。サイバー攻撃の被害を回避するよう、フィッシング詐欺や不正広告によるペイロードのダウンロード、デジタルスキミング、悪意のあるアプリやファイルといった脅威を意識しておくことが重要とされている。
ESETは、これらの脅威から新規に手に入れたパソコンを保護するための10のヒントを紹介している。それぞれ次のとおり。
- OSとパソコン上で動作するすべてのソフトウェアの自動更新機能を有効化する
- パソコンに付属しているブロートウェア(不必要な肥大化ソフトウェア)を削除する
- 信頼できるサードパーティベンダのセキュリティソフトウェアをインストールし、常に最新の状態に保つ
- バックアップを設定する。理想的にはオフラインのストレージデバイスにデータのコピーをバックアップする
- ブラウザのプライバシーとセキュリティの設定を調整し、最新のバージョンを使用する
- OSとホームルータのファイアウォールを有効にし、強力なパスワードで保護する
- フィッシングなどの攻撃からアカウントを保護するために、多要素認証(MFA: Multi-Factor Authentication)を使う
- マルウェアが仕込まれていることを想定し、所有物ではないUSBの使用は避ける
- パスワードマネージャーを使用して、すべての認証情報をユニークで強固なものにする
- アプリやファイルの取得は信頼できるソースからのみにし、マルウェアが仕込まれている可能性のある海賊版は避ける
上記ベストプラクティスに従ったとしても、脅威にさらされる可能性がなくなることはない。常に慎重に行動し、迷惑メールやオンラインメッセージには返信せず、デバイスの暗号化がオンになっていることを確認するなどの保護対策が推奨される。