Microsoftは現地時間2022年8月1日、Azure Fluid RelayおよびFluid Framework azure-clientの一般提供を開始した。Azure Fluid Relayは2019年5月開催の開発者向けイベントBuild 2022で発表した、アプリケーション間の相互コラボレーションを実現するフレームワーク「Fluid Framework」に対して、クライアントをサポートするために用意したマネージドクラウドサービスである。本稿執筆時点では米国リージョンへの展開を開始し、日本を含む他リージョンへの展開時期は未定だ。

  • Build 2022の様子(画像はすべて公式ブログより)

    Build 2022の様子(画像はすべて公式ブログより)

Microsoft AzureにFluid Relayプロジェクトのリソースを作成して、Fluidテナントで管理するコンテナーやセッションとFluidアプリケーションを接続するため、Fluid Framework azure-clientを使用する。MicrosoftはAzure Fluid Relayを用いれば、「スタンドアローンからコラボレーション型のアプリケーションに変換できる」(同社Microsoft Teams Principal Product Manager, Hal Bond氏)と主張していた。同社はMicrosoft WhiteheadやMicrosoft 365 AppsにFluid Frameworkを利用している。ご関心をお持ちの方は本件の公式ブログも合わせて参照してほしい。

  • Azure Fluid Relayの利用イメージ

    Azure Fluid Relayの利用イメージ