米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)およびウクライナ国家特別通信・情報保護局(Derzhspetszviazok: Державна служба спеціального зв'язку та захисту інформації України)は7月27日(米国時間)、「United States and Ukraine Expand Cooperation on Cybersecurity|CISA」において、サイバーセキュリティの優先事項に関する協力を強化する覚書に署名したと伝えた。
CISAとウクライナ政府は、次の分野において協力の拡大を行うと説明している。
- サイバーセキュリティインシデントに関する情報交換とベストプラクティスの共有
- 重要なインフラストラクチャセキュリティに関する技術交換
- サイバーセキュリティトレーニングの共同演習
ロシアのウクライナ侵攻前後から、ロシアによるウクライナに対するサイバー攻撃が激化している。米国およびウクライナは覚書をベースに情報共有や技術共有を進めることで、こうした状況に対する広域なレジリエンスを構築していくことを狙っているとみられる。