rakumoは7月29日、稟議、申請書類に携わる大学教員・職員100名を対象に実施した、大学におけるスケジュール管理に関する調査レポートを公開した。
レポートによると、勤め先の組織単位での主な「スケジュール管理・共有」の方法を聞くと51.0%が「グループウェア」と回答した。組織単位でのスケジュール調整で最もよく行う方法については「メール」が54%で最多、次いで「グループウェアなどのツール」「日程調整ツール」がともに14%であった。
同質問で「わからない/答えられない」と回答した5%の人に対し、1日の業務時間の中でスケジュール調整に時間を使うことに課題を感じているか聞くと、「非常に感じている」(9.4%)、「やや感じている」(31.6%)と4割以上がスケジュール調整に時間を使うことに課題を実感していることがわかった。
「非常に感じている」「やや感じている」と回答した人に、スケジュール調整における課題を聞いたところ、「人と施設の調整が難しい」が56.4%で最多となり、次いで「学科・プロジェクト毎のスケジュール管理がわからない」「他学科・学部の人との調整が難しい」がともに20.5%であった。
望ましいと思う、勤め先でのスケジュール管理・共有の方法を尋ねると、「全体でグループウェアを活用する」(57%)が最多となり、次いで「スケジュール共有のルールの明確化と徹底」(35%)、「スマホなどでいつでも確認・調整できるツールの活用」(14%)と続いた。
大学においてもスケジュール管理・共有に「グループウェア」を使う大学が増加傾向にある一方で、主なスケジュール調整には「メール」、管理・共有には「グループウェア」を利用している実態が明らかになった。大学では調整にあたって考えるべき観点が多く、「ルール化徹底」ができていない実態が見受けられた。