SEMIは7月28日(米国時間)、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウェハ業界の分析結果をもとにした2022年第2四半期のシリコンウェハ出荷面積の調査結果を発表した。

同調査によると、同四半期のシリコンウェハ(ウェハメーカーよりエンドユーザーに出荷された、バージンテストウェハ、エピタキシャルウェハを含むポリッシュドウェハとノンポリッシュドウェハ。いずれも半導体用)は、前四半期比1%増、前年同期比5%増の37億400万平方インチで、直前の2022年第1四半期に記録した過去最高値である36億7900万平方インチを上回り、2四半期連続で過去最高を更新したという。

なお、過去最高を連続更新した同四半期について、SEMI SMG会長ならびにOkmeticの最高商務責任者のアンナ-リーカ・ヴォーリカリ-アティカイネン(Anna-Riikka Vuorikari-Antikainen)氏は、半導体市場の好調によりシリコンの出荷面積および需要は堅調に推移しているとする一方、インフレによる半導体製造材料の価格上昇圧力が続いており、半導体ファブの拡張が続く中でもシリコンウェハの供給は依然として制約を受けているとの見方を示している。

  • 半導体用シリコンウェハ出荷面積動向

    半導体用シリコンウェハ出荷面積動向(百万平方インチ) (出典:SEMI)