AI(Artificial Intelligence:人工知能)ソリューションを手掛けるHACARUSは8月1日、AI外観検査システム「HACARUS Check(ハカルスチェック)」のオプションとして「HACARUS Check 撮像キット」の発売を開始することを発表した。
HACARUS Checkは外観検査の工数削減を目的とした、協働ロボット、照明付きカメラ、AIソフトウェアを一体型で提供するソリューションだ。協働ロボットを用いて三次元で撮像することにより、これまで困難だった立体的なワークの裏面や側面などの検査が可能となる。
HACARUS Check 撮像キットは外観検査用カメラおよび外観検査用レンズなどの撮像ハードと、AI検査ソフトウェアのオールインワンパッケージとして発売する。ハードウェアとソフトウェアが一体型の製品なため低コストで、大規模な製造設備開発に向けたテスト導入に適しているという。
主な検査対象は、繊維やパンチングメタル、木などシート上の平坦な工業用部品。傷やへこみ、内部の空洞、塗装のむら、汚れといった不具合を自動で検出する。
ハードウェアは組み立て式のため一般配送が可能で、導入作業や工場間移動も容易に行える利点があるのことだ。高さ996.3ミリメートル、幅506ミリメートル、奥行き519ミリメートルと比較的コンパクトで、工場内でのレイアウト変更も可能。提供価格は300万円(税別)。