Amazon.comは7月29日(米国時間)、「Amazon Drive Frequently Asked Questions: Amazon Drive Deprecation」において、クラウドストレージサービス「Amazon Drive」の提供を終了すると伝えた。AmazonはAmazon Driveユーザーに対し、電子メールで2023年12月31日に同サービスを閉鎖すると通知していた。
Amazon Driveは、2011年3月末に提供が開始されたオンラインストレージサービス。日本をはじめ米国、英国、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、オーストラリア、カナダ、ブラジル、中国など、さまざまな国々でサービスが提供されていた。
Amazonは、Amazon Driveの終了にあたってFAQを公開。FAQによると、Amazon Driveの廃止は写真やビデオの保存に特化したソリューションを顧客に提供するためとしている。なお、Amazon Driveの写真とビデオデータは自動的にAmazon Photosに保存されるとのことだ。ただし、その他のファイルは削除または消去されるため、ローカルにダウンロードするか他のオンラインストレージサービスに移動させる必要がある。
また、iOSおよびAndroid向けのAmazon Driveアプリは2022年10月31日にそれぞれのストアから削除される。バグ修正やセキュリティ アップデートのサポートが終了するため、サービスの終了までにデータの移行が推奨されている。
その他、Amazon Driveへのデータのアップデートが2023年1月31日にサポート終了すること、Amazon Driveのサブスクリプションをキャンセルする手順などが紹介されている。