BBソフトサービスは7月29日、同社が運営するインターネット詐欺、サイバー犯罪対策情報サイト「オンラインセキュリティ」にて、2022年6月度のインターネット詐欺リポートを発表した。
同リポートでは、同社が提供するネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」の調査として収集しているフィッシング詐欺サイトの調査結果が報告されている。
同調査によれば、6月はクレジットカードをねらったフィッシング詐欺の中でも、「三菱UFJニコス」と「SAISON CARD」のフィッシング詐欺サイトが大幅に増加したという。また同ソフトの調査では、6月度はフィッシング・偽販売サイトの調査・収集数が過去最多となった。
フィッシング詐欺サイトが多かったブランドのランキングにおいて、先月までは三井住友カードのフィッシング詐欺サイトが上位にランクしていた。ブランドの順位変動には規則性がなく、犯罪者がフィッシング詐欺の対象ブランドをスイッチもしくはどこが効率よく情報詐取を行えるかをテストしている可能性もある、と同社は指摘する。
また、7月に入りNHKプラスの認証情報を盗むフィッシング詐欺も増加しており、今後も犯罪者の視点で効率的に情報詐取を行えるブランドを探って、さまざまなブランドが登場する可能性があると同社は指摘する。
先月に引き続き、衣料品や寝具など猛暑対策商材をターゲットにした詐欺サイトが登場しているほか、新型コロナウイルス感染者拡大に伴いパーテーションなどをターゲットにした偽販売サイトも報告されていることから、同社は今後もフィッシング詐欺サイトが増加する可能性があると注意を促す。