NEC通信システムは7月29日、3Dセンサを活用した「NEC 3次元積載量可視化ソフトウェア」の提供を本日から開始すると発表した。OSはMicrosoft Windowsに対応し、価格(税別)は500万円～となる(機材、導入、保守費用は含まれない)。

同ソフトウェアでは、3D深度(距離)情報を取得可能な3Dセンサを用いて、貨物コンテナや倉庫などの荷物量を遠隔・非接触で計測することができる。

  • 「NEC 3次元積載量可視化ソフトウェア」の構成

    「NEC 3次元積載量可視化ソフトウェア」の構成

同ソフトウェアを活用して貨物コンテナ内の積載状況を可視化・数値化したり、倉庫内の空きスペースを定量的に把握したりと効率的な運行管理や在庫管理が可能になる。なお、3DセンサはLivox、Basler、日立LGデータストレージの製品に対応している。

貨物荷降ろしをするバースなどのほか、倉庫内やトラック、航空機、船舶などのコンテナ内部にセンサを設置して同ソフトウェアを利用することが可能だ。

同社は今後、トラックコンテナや倉庫内の積載量可視化だけでなく、空きスペース検出や積荷のガイダンスなどの機能拡張を行っていくという。