ぐるなびは、7月28日、同社サービスに加盟している飲食店313店舗を対象に、4月22日~5月9日の期間で飲食店のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に関する調査を行い、その結果を発表した。

店舗運営のデジタル化を進めることの重要度を調査した質問では、「必要だと考えて進めているが不十分」という回答が最も多く、39.0%という結果になったという。次いで、「必要だと考えているが、進められていない」(26.2%)が多く、「必要だと考え、すでに十分に進めている」と回答した店舗と合わせると、76.0%が必要だと考えているということが分かったという。

  • 店舗運営のデジタル化を進めることはどの程度必要だとお考えですか? 引用:飲食店のDX化に関する調査

今現在、導入・利用しているシステムの種類を聞いた質問では、「ネット予約システム」が最も多く71.2%、次いで「Web台帳システム」(44.7%)、「POSシステム」(41.5%)、受発注システム(37.4%)、モバイルオーダーシステム(10.2%)という結果になったという。

  • システムを今後、導入・利用する意向はありますか? 引用:飲食店のDX化に関する調査

今後の導入・利用の意向を聞いた質問で最も多かったのは「モバイルオーダーシステム」で、38.7%が今後導入したいと回答しているという。その理由としては、「フロア(接客)の人手を減らせる」(38.8%)が最も多い結果になっている。一方で、すでに利用している店舗が感じているメリットを見てみると、「フロア(接客)の人手を減らせる」という声は1番多い回答ではなく、「注文以外の業務に集中できる」(43.8%)が最も多いという結果になったという。

  • モバイルオーダーを利用・導入することで感じているメリットはなんですか? 引用:引用:飲食店のDX化に関する調査