ニューリジェンセキュリティは7月28日、クラウドセキュリティ運用支援サービス「Cloudscort（クラウドスコート）」について、AWS（Amazon Web Services）のWAF（Web Application Firewall）に対応した新バージョンの提供を開始することを発表した。

  • 「Cloudscort」ロゴ

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ニューリジェンセキュリティは、NRIセキュアテクノロジーズを有する野村総合研究所とラックによって設立された企業だ。同社が手掛けるCloudscortは、クラウドネイティブ機能の運用を自動化して企業のセキュリティ担当者やWebサイト管理者の負荷を軽減するとともに、サイバー攻撃による被害やシステム障害の未然防止と検知対応に寄与するクラウドセキュリティ運用支援サービス。

今回発表した新バージョンでは、AWSのネイティブ機能として提供されているWAFとNetwork Firewallに対応したという。AWS上でWebサイトを運用するユーザーの課題となるセキュリティ管理において、自動化と安全性の向上を支援するとしている。

新バージョンでは「Cloudscort Managed Intelligence for ブロックIPリスト自動更新機能」を追加し、攻撃者が利用するネットワークからのアクセスを遮断してサイバー攻撃を未然に阻止できるようになった。

また、WebサイトへのアクセスデータをAI（Artificial Intelligence：人工知能）が自動分析して継続的なサイバー攻撃の可能性があるアクセスかどうかを判定する「Cloudscort Security Analytics Engine for WAF」も追加した。これにより、ブロックすべきIPアドレスをWAFの検知ルールに設定し、サイバー攻撃通信を未然に防ぐという。

さらに、AWS Network Firewallを導入している環境向けに「Cloudscort Managed Intelligence」の自動更新機能を提供し、高度な脅威インテリジェンスによるWebサイト全体のセキュリティ保護を支援する。マルウェアを使った攻撃やネットワークの侵害、ソフトウェアの脆弱性によってサーバが侵害された場合には、サイバー攻撃通信の遮断の高機能化が可能になるとしている。