Microsoftは現地時間2022年7月26日、Microsoft Excel(以下、Excel)の更新内容を公式ブログで報告した。Excel for the web(以下、Web版Excel)はピボットテーブルのフィールドリストに検索機能を追加し、Windows版Excelはデータに含まれる特定パターンや、分析情報を自然言語処理で検索するNatural Language Queryの改善、Office Insider Program向けに、入力データの自動変換機能を追加している。macOS版Excelも同じく自然言語処理の検索体験の改善、ベータチャネル向けに条件付き書式ダイアログのサイズ変更機能を加えた。また、キーボード操作による条件付き書式ルールの管理も可能にして、操作性を向上させている。

  • ベータチャネルのWindows版Excelに加わったデータ形式変換機能(画像はすべて公式ブログより)

    ベータチャネルのWindows版Excelに加わったデータ形式変換機能(画像はすべて公式ブログより)

Windows版Excelのデータ自動変換機能は入力内容を特定の形式に置き換えるものだが、具体的には数値文字列から先頭のゼロを削除して数値に変換し、数値データを15桁に切り捨てて指数表記で表示可能な数値変換や、指数表示を指す「E」を含む数値データを必要に応じた表記に変換する。また、CSV形式のファイル読み込み時に自動変換が正しく動作しない場合は警告メッセージを発する設定項目も用意した。

  • macOS版Excelのダイアログサイズ変更機能

    macOS版Excelのダイアログサイズ変更機能