パナソニックコネクトは7月27日、ハンディターミナル・スマートデバイスの機能を1台に集約した4.7型頑丈ハンドヘルド「TOUGHBOOK(タフブック)FZ-N1」シリーズのフラットモデルを、国内法人向けに8月から順次発売すると発表した。価格はオープン。
新モデルでは、リアカメラ(背面カメラ)とエイマー(読取対象のポインター)を組み合わせた新開発のバーコードリーダー機能を搭載。本体の薄さは18.3ミリメートル、質量約は255グラム。ポケットに入れやすくフラットなデザインとすることで軽量化を実現した。
LTE通信と音声通話に対応しており、ノイズサプレッサー機能により、3つのマイクで「声」と「ノイズ」を自動で切り分け、ノイズ成分を抑えることで、工事現場の騒音(約80dB)下でも問題なく通話ができるという。
また、180センチメートルの落下試験(26方向、合板)、210センチメートルの落下試験(動作時、6方向、コンクリート)を実施しており耐落下性能にも優れている。IP66/68準拠の防塵・防滴/防水性能もあり、一般的なバーコード、二次元コードを読み取ることができる。
バッテリー交換も可能で30秒以内なら電源を切らずにバッテリーパックを交換可能なウォームスワップ機能も備わっている。別売の充電台(5連式)やクレードルの使用で急速充電が可能(約1時間の充電で約6時間稼働)。
さらに、手袋でも操作できる「高感度近接検知タッチパネル」を搭載。水しぶきがついたままでも誤動作しないパナソニック独自の「水滴誤動作防止機能」も搭載しており、作業効率を高められるとしている。
2016年に発表したTOUGHBOOK FZ-N1シリーズは、軽量・コンパクトで頑丈性を兼ね備えた多機能端末として、物流・流通・小売・医療・製造などさまざまな現場で活用されている。同社は新モデルを8月から順次発売し、国内のタフブックシリーズ全体の年間生産台数9万台を目指すとのことだ。