アットマークテクノは7月26日、Armadillo IoTゲートウェイシリーズの新製品「Armadillo-IoTゲートウェイ A6E(Armadillo-IoT A6E)」を発表した。

コンセプトとして「ちょうどよいIoTゲートウェイ」を掲げ、機能、性能、コストをバランスよく提供することを目的に開発が進められたという。

IoTゲートウェイの役割は、モノ/センサのデータを収集し、収集したデータを整理/処理、クラウドと連携を行い、必要なデータをクラウドに送信するというものとなる。一般的なIoTゲートウェイは、何らかの無線規格でモノ/センサと接続し、Linux上の必要なアプリケーションソフトで処理を行い、必要なデータを生成するためのアプリケーションを作りこむ必要がある。また、近年は、クラウドではなく、ゲートウェイ(エッジ)側でAI処理を行うニーズも出てきており、その分の性能向上も求められるようになっている。

Armadillo-IoT A6は2021年にリリースした間欠動作に対応したLinux対応IoTゲートウェイ。ハードウェア的にi.MX6ULLなど低消費電力を売りとするチップを活用したほか、消費電力が大きなLinux搭載機器として、低消費電力化を図るため、処理が終わったらスリープ状態にする機能を搭載。スリープからウェイクも1秒でアクティブ状態に移ることができるため、必要なタイミングで必要な処理を行うことが可能となっている。

  • Armadillo-IoT A6EのベースとなったArmadillo-IoT A6の概要

    Armadillo-IoT A6EのベースとなったArmadillo-IoT A6の概要 (資料提供:アットマークテクノ)

今回発表されたArmadillo-IoT A6Eは、そうしたArmadillo-IoT A6をベースに4つの機能強化を実施したモデルだという。

  • Armadillo-IoT A6Eの機能強化概要

    Armadillo-IoT A6Eの機能強化概要 (資料提供:アットマークテクノ)