CTCは、7月26日、日本ヒューレット・パッカード(HPE)のオンプレミスのIT環境を従量課金のサービスとして利用できる「HPE GreenLakeクラウドサービス(HPE GreenLake)」の保守運用サービスを同日から提供することを発表した。CTCテクノロジーが同サービスを担う。
HPE GreenLakeは、HPEのハードウェアを顧客が指定する場所に設置し、使用したITリソースに応じて従量制で課金するサービス。 予備リソースをあらかじめ設置すれば柔軟なシステム拡張も実現でき、オンプレミスでありながらクラウドのように変化に対応したシステム基盤を、初期コストを抑えて導入できるという。CTCは、顧客から他のシステムを含めたトータルなシステムサポートの要望を受けていたことを背景に、同サービスの提供を開始するに至ったという。
同サービスでは、顧客ごとに専用の窓口を設け、ハードウェアを遠隔地からリモートで監視し、障害の発生時には問題の切り分けや原因の調査を実施する。ハードウェアが故障した際は、サービス拠点から、訪問修理やパーツの交換、障害調査などを行い、顧客システムの安定稼働を支援する。
同サービスは、既にHPE GreenLakeを利用している製造業や金融業の顧客を中心に展開し、HPE GreenLakeの関連ビジネスで、3年間で50億円の売上を目指すという。